2023/10/03 13:45
水質改善に光合成細菌が役立つ。メダカが弱ってしまう理由と対処方法は?
水質改善でメダカが元気になる?弱ってしまう原因と対策方法のご紹介
メダカが弱る原因と対処方法
・寿命
飼育下のメダカの平均寿命は2~3年、長くて5年です。寿命が近づくと、動きが鈍くなったり、細く痩せたりといった変化が見られるようになります。寿命の場合、いつも以上に水質や水温に注意を払いながら、穏やかな最期を迎えられるよう見守ってあげましょう。
・餌の与えすぎ
メダカを元気にしたいと思い、餌を多めに与えるケースも少なくありません。しかし、餌をたくさん与えるのは逆効果です。食べすぎによる消化不良を起こすだけでなく、食べ残しで水質を悪化させる原因にもなります。メダカの体格や水質に合わせて餌の量を調節することが大切です。飼育環境にもよりますが、餌は1日1~2回、1分程度で食べ切れる量を与えましょう。
・水温管理
メダカは比較的温度変化に強いものの、急激な水温変化が原因で弱ってしまうこともあります。
<夏場>
餌への食いつきは悪くなりますが、水温が35度を超えても生存は可能です。しかし、水温が40度以上になると弱ったり、消耗したりする個体が出てきます。日陰を作ったり、直射日光が当たらない場所に移動したりと、高水温対策が必要です。
<冬場>
メダカは水温が10度以下になると底のほうで動かなくなり、冬眠状態に入ります。水が完全に凍結しないよう水位を上げる、波板を被せて冷気を防ぐといった対策を行いましょう。屋内飼育の場合はヒーターを使った温度管理が必要です。
屋内飼育の場合、水温が下がりずらく、冬眠状態にはなりません。メダカを育てる適温は18~28度ですので、屋内で飼育する際はヒーターを使った温度管理が必要です。
・酸素不足
メダカは酸欠に強い生物ですが、酸素不足になると水面近くで泳いだり、口をパクパクさせたりします。過密飼育で酸素不足にならないよう、個体数に応じてエアレーションを設置して酸素を供給します。
・水質の悪化
水換えを怠ったり、餌を与えすぎたりすると水質が悪化します。汚れた水は病原菌や寄生虫を増殖させたり、メダカの免疫力を低下させたりと、病気を引き起こしかねません。水質改善には水換えやろ過フィルターの設置などが効果的です。
水槽の水質改善に光合成細菌を活用
水質改善の方法としては水換えなどが基本ですが、光合成細菌を活用することも一つの方法です。光合成細菌は有害な硫化水素、メタン、アンモニアなどを分解する働きがあり、水槽内に適量を入れて水質の改善を促します。
秀玄では、光合成細菌の原液および培養液を販売しています。メダカの育成にぜひご活用ください。
光合成細菌の原液や培養液

メダカが弱ってしまう原因として、水質や水温の変化などが挙げられます。メダカのフンや食べ残した餌によって徐々に水が汚れるため、定期的な水換えが必要です。また、不適切な水質下ではメダカが弱ってしまいます。ろ過装置などを使用する水質改善の方法がありますが、光合成細菌を活用することもおすすめです。水質浄化が期待できるだけでなく、針子の餌になるなど、様々なメリットがあります。