光合成細菌液・培養液よくあるご質問(Q&A)

光合成細菌PSB

光合成細菌は肥料ですか

光合成細菌は肥料ではありません。土壌の健康改善、栄養素の供給、病害虫の抑制、植物の成長促進、水質浄化などの作用により、間接的に環境を改善し、持続可能な農業や水産業を実現するための役割を果たします。

使用前に振った方が良いですか

菌体が底に沈殿することがありますので、軽く振ってからご使用ください。

保管方法はどうすればよいですか

小さいサイズのペットボトルに移し替えるなど、できるだけ空気を抜いて冷暗所に保管してください。光合成細菌は通性嫌気性菌であるため、空気があっても生存できますが、空気が少ない状態で保存することで他の好気性細菌の繁殖を抑え、光合成細菌の品質を長期間維持することができます。
また長期間使用しない場合は冷蔵庫での保管を推奨しています。

光合成細菌の使用期間の目安は

冷暗所で保管した場合、約3ヶ月~半年が目安となります。

光合成細菌を長期間維持する方法はありますか

光合成細菌は生物ですので、定期的に培基(餌)を与えることにより維持することが可能です。

日陰においておいたら色が薄くなってきた気がします

エサ切れでない場合は、軽く振って日の当たる場所に置いておくと、再度活性化し色が戻ります。エサが切れた状態の場合は、培養液を入れ再度日光に当てると再度培養されます。

農薬と併用できますか

農薬を使用する場合は、光合成細菌を散布する前後一週間~10日程度あけてご使用ください。

除草剤と併用できますか

光合成阻害型の除草剤とは併用できません。それ以外の除草剤とは併用が可能です。

肥料や微量要素との混用はできますか

問題なくご使用いただけます。

他の微生物資材と混用はできますか

乳酸菌、酵母菌、納豆菌などとの併用は、相乗効果により全体の効果が高まりますので、積極的に使用した方がより良い結果が出るものと考えられます。

光合成細菌に害はありますか

光合成細菌は、元来地球上のいたるところに生息する微生物であり、害はありません。ただし、特有の匂いがありますので、室内利用時や保管場所にはご注意ください。

ビール酵母や米のとぎ汁などで培養できますか

光合成細菌はビール酵母や米のとぎ汁での培養は可能ですが、光合成細菌に必要な有機酸やミネラルなどの栄養素が不足しているので、雑菌も均等に増えやすく、失敗してしまう事が多々あります。
また、培養を重ねると菌種が絞られていき、成功確率が低下する傾向があります。
光合成細菌には多数の菌種があり、それぞれが異なる栄養条件に応じて増殖特性が変わるため、培養がうまくいかない場合は、様々な菌種の光合成細菌に対応した専用培養液を一度お試しください。

光合成細菌や専用培養液はこちらから

光合成細菌 PSB 培養液

培養液だけで光合成細菌を増やせますか

培養液は光合成細菌(PSB)のエサですので、光合成細菌は含まれておりません。光合成細菌をお持ちでない場合は別途光合成細菌の種菌が必要になります。

培養が完成した時の目安は

培養が完成した目安は、液体の色が茶褐色または紅色が濃くなり、日に照らしても透けない状態です。失敗時は白または緑色になります。※液体ではなく容器の壁面に白いものが付着することがありますが、これは光合成細菌が繁殖し、適切な環境が整った時に形成するバイオフィルムですので、発生しても問題はありません。

培養液に保管方法や使用期限はありますか

特にありません。培養液は常温で二年以上保管する事ができます。

培養前に容器を洗うのはなぜですか

光合成細菌の培養失敗の原因の一つは、緑色藻類など他の菌が繁殖することです。当店の培養液は光合成細菌が他の菌に対して優位に増殖できるよう配合されていますが、使用済みのペットボトルは洗剤で洗ってから使用してください。なお、培養に適したペットボトルは1.5リットル以上のものが培養確度が高くなります。

 

室内で利用するので匂いを抑えて培養したい

光合成細菌の匂いの原因は、有機物を分解する過程で生成される揮発性の化合物、栄養素が消費されることによる代謝副産物、細菌自体の匂い、他の微生物や雑菌が増えることです。したがって、光合成細菌が活発に働き、菌が増えると比例して匂いは強くなりますが、培養時にUVライトを使用すると、原因の一つである他の菌を抑制し、匂いの発生をある程度抑える効果が期待できます。※特定の菌種によってはUVライトが成長を抑制し、培養効率を低下させる可能性もありますので、ご注意ください。

光合成細菌を維持するには

光合成細菌は生き物ですので、日陰に置いていても根本的に餌が尽きると死んでしまいます。長期間使用しない場合は一カ月に一回程度、培養液(餌)を与えると維持し続けることが可能です。添加する培養液の量は環境によって異なりますが、0.2~0.3%添加を目安にしてください。

 

培養後の容器を再利用する場合はもう一度洗ったほうがよいですか

一度使用した容器はカビや雑菌による失敗リスクがありますので、廃棄を推奨しています。もし再利用される場合は、培養ごとに洗剤や除菌剤でよく洗浄し、天日殺菌をした後に使用するなどしてください。
 

 カルキを抜いてない水道水を使用して大丈夫ですか

光合成細菌は他の雑菌よりカルキ(塩素)に強い菌ですので、そのまま水道水をご使用ください。また、カルキを抜かないことで他の雑菌の数が減少し、光合成細菌をより培養しやすくなります。

繰り返して培養する場合の種菌の選び方にコツはありますか

培養した光合成細菌の中で色の透けない濃いものを種菌として使用すると培養確度が上がります。また、緑色の藻類が付着したものは液体が紅色であっても種菌に使用しないでください(※光合成細菌としての使用は問題ありません)。

容器は毎日振らないとダメですか

培養液は水に溶け込む仕様になっておりますので、撹拌しなくても特に問題はありません。なお、菌体は底に沈殿する事がありますので、培養後は軽く振ってからご使用ください。

夏に日に当てていると、ペットボトルの中がお湯のように熱くなっていますが、大丈夫ですか?

光合成細菌は40度を超えると活性が弱り、培養が進まなくなることがあります。特に夏場の暑い時間帯には、簾(すだれ)をかけたり、水をかけたりして、水温が上がりすぎないように注意してください。※混合液の水温は外気温よりも高くなるため、外気温が35度以上が目安となります。

培養に適した温度や冬場での培養はどうしたらよいですか

培養温度は10~38度の範囲が目安で、22~35度程度が最適温度となります。冬でも培養は可能ですが、11月~2月など日照時間が短く気温の低い時期は菌の活性が下がり培養速度や精度が落ちるため、ハウス内や室内の窓際など日のあたる温かい場所での培養、LEDライトやヒーターの使用を組み合わせることをおすすめします。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべてのコンテンツ(テキスト、画像、デザイン、ロゴなど)は、著作権法によって保護されています。無断での転載・複製を禁じます。光合成細菌 PSB 専門店 秀玄のウェブサイトに掲載されている情報の正確性、完全性、最新性について確認・調査を行っておりますが、これを保証するものではなく、当ウェブサイトの利用により生じたいかなる損害についても責任を負いません。また、当店は許可なく内容の変更、更新、または一時的・永久的に中断・終了する権利を有し、第三者のウェブサイトへのリンクに関する責任も負わないことに同意いただいた上でご利用ください。